人の言葉を2つに分けるとすれば、1つは脳が理解している言葉、もう1つは体験を通して体に刻み込んだ言葉であります。相手の心の動きは、自分の体験に照らされてしか理解できないように、体験に勝るものはなく、又体験を通した言葉には、力があります。
少しでも人の役にたとうという気持ちを持つとか、人に対して思いやりを持つとか、目立たないようだが、コツコツ努力をしていくとか、現実社会で何をしたか、どう生きているのか、人との絆をどう築きあげるかが大切ではないかと思います。
省略化、多角化するニーズに応え、切断、切削の材質、条件にマッチするメーカー選び、商品選びを前項の『体験と心と絆』という精神を基本概念とし、御提案し、お客様のご要望に応えられるべく製品造りを目指し、創造し、企画し、製作致します。
- こちらの会社を設立されるまでの経緯からお話し下さい。
- 大学卒業後、最初に勤めたのは関西のアパレル関係の会社でした。そこで商売のノウハウを学びまして、後に現在当社が取り扱っている「特殊丸鋸」を加工する会社に転職したのです。そして平成7年8月、その会社で重要な役割を担っていた2人を伴い、独立を果たしました。
- 御社の主な業務と言いますと?
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当社では金属・非鉄金属・住宅用石膏ボード・食肉などの幅広い材質に対応できるように、様々なタイプの「特殊丸鋸・切削刃物」を製造・販売している他、それらのオーダーメイドやメンテナンスも承っています。
特に当社の「背割丸鋸」は、全国ほとんどの食肉市場において使われているのですよ。 - お客様からそれだけ信頼されているということなのでしょうね。
- 私は、「売って良かった。買って良かった」というような、売る者と買う者双方の満足感が商売の原点なのだと思っています。ですから今後も、お客様に満足して頂ける商品を提供し続けられるよう、努力を重ねていく所存です。
省力化や耐久性のさらなる向上などの良き相談相手になれるよう、スタッフ一同万全の態勢にて努力してまいります。
-国際ジャーナル2002年11月号-
俳優 小倉一郎氏 とのインタビュー企画より(平成13年8月取材)